チャリを担いで伊豆大島に行った話

輪行

僕の趣味の中に、サイクリングがあって愛車は台湾のメーカーのMeridaのReactoってやつ。結構高かったんだけど、「3年間学校にチャリ通学すれば、定期より安い」って言って買ってもらった記憶があるなぁ。

「輪行」(りんこう)って聞いたことない人もいると思う。自転車をどこかに持っていくことをいうの。僕の場合は、前輪と後輪を取り外して持ってったかな。飛行機乗るなら、ペダルも外さなきゃらしいんだけど、船だったから楽だった。

自転車担いで夜の竹下桟橋に行って、夜に出る船に揺られ伊豆大島に行ったなぁ。2015年の夏だから、僕がまだ中学生の時。水球の全国大会で大阪に行って、そのあとの少しのオフの間にいったっけ。3日間しかない旅だったけど、とても思い出深いなぁ。

その時は二等室か一等室みたいな上等な部屋で、寝れた記憶がある。ああ、ちなみに夜遅くに出て朝つく便で行ったから、寝室があったんだけど本当は雑魚寝の部屋のはずだったのに、誰も居なくて逆に怖かったな。

風呂で…(1日目)

伊豆大島についたのは朝の5時とかで、もちろんどの店も開いてなかった。そして僕は、バックパックっとチャリしか持ってない。ホテルも絶対開いてないし、どうしようって。暇だし、とりあえずチャリ組み立てて漕いだ。訳もわからず漕いだ。この辺記憶が曖昧だから、どこに向けてかは覚えてないけど。

当時撮った写真を元に書いているんだけど、朝の6:30には温泉に居た。多分、到着から温泉に向けてチャリを漕いだんだと思う。んで、朝風呂に入ってそこから朝食を食べに行った。

べっ甲寿司食べたなぁ。朝から。べっ甲寿司は、伊豆諸島の名物みたいでマグロを青唐辛子醤油に漬けみたいにしたやつ。僕はべっ甲丼で朝食べたなぁ。

その後、僕はまたチャリを漕いでとりあえず島を一周したの。とりあえずってノリで回り始めたら、山みたいの登ったり、砂利道があったり。ノリで一周回るものじゃなかった。でも断層の断面が見れたり、すごく景色は綺麗だった。大島行った際は是非ドライブか、バイクで回ることをオススメします(笑)

1日目はこんな感じ。じゃないんだな。ビックイベントが夜にあった。ホテルのエレベーターを使おうとすると、何か見慣れた顔を見かけたの。似てるなって思って、そのまま部屋に行って荷物を整理してチャリのメンテナンスをして、風呂に行ったのね。そこに居たんだ。学校の先生たちが。「えっ?なんでいるの?」とか言われたけど、こっちが言いたかった。

うちの学校の夏休み中の過ごし方的な手紙に、「親なしで泊まるな」みたいな文言があって、親に連絡してすげービビってた。というのも、会ったのは先生一人じゃなくて理科科の研修旅行だったらしく、先生たち何人にも風呂の脱衣所で居合わせた。めっちゃビビったよ。

僕の大島1日目はこんな感じだね

水がない(2日目)

この日の朝も、先生たちと朝食会場で会ってドキドキしながら始まった。そして、前日に続いてチャリを漕ぎに行った。伊豆大島温泉ホテルっていうところに向けて2日目は出発したんだ。山の上にあるホテルで、そこで温泉でも入りに行こうなんて思ってたの。

山登り初めて気づいた。「水持ってない。」って。その日は、天気があまり良くなかったから暑くはなかったけど、流石にチャリ漕ぐと水飲みたくなるんだよね。山下ればよかったんだけど、変に僕は頑固な部分があるから登るしか選択肢がなかったんだよね。それで僕は、ずっと登ってたんだけど、喉は乾くし山だから寒かったんだ。

そんな中、葉っぱに水が溜まってるのを見つけたんだよね。飲んだよね。すごく美味しかった(笑)

葉っぱに溜まった雫を飲んだのはこれが最初で最後の経験になるんじゃないかな。

結果、上まで登り切ったんだ。そしてね、そこで飲んだコーラの味は今でも忘れられない。葉っぱの雫の味も、コーラの味も僕のいい思い出の味だなぁ。

二時間くらいかけて登った山道を、車よりも速い速度で20分で下ったあの爽快感も忘れない。コケたら死んでただろうな、あの速度。

時間が…(最終日)

面白いことに、僕のこの旅はハプニングしかない旅だったんだよね。最終日にも、もちろんあったよ。

大島空港の近くまで自転車漕いで、その近くの牧場でアイスを食べるところから始まった。行きは大型客船でゆっくり帰ってきたけど、帰りはジェット船の予定だったんだ。ホテルから送迎バスが出てて、それで港に行くことになってたんだ。

昼にピザを食べて、余裕を持って宿に帰ろうと思ったらパンクしたんだよね。ロードバイクは基本よくパンクするから、ここまでは全然想定内。直そうと思って修理キットを出して、タイヤの中のチューブを取り出して、入れ替えたの。空気さえ入れれば走れるところまで来て、いざ空気を入れようとしたら、圧縮空気が出なかった。何が言いたいかって、空気入れられなかったんだよね。近くにガソリンスタンドがあったから、聞いてみたら「ない」って言われた。

あと、一時間以内にはバスが出る時のハプニング。歩いて帰ったら、絶対に一時間以上かかる距離の場所に僕は居た。絶望したよね。「帰れない」って。

島の人って、暖かいんだよね。ガソリンスタンドのおっちゃんが、僕が昼食を食べたピザ屋さんに聞いてくれて。でも、なかった。空気入れなんて。さらに絶望した。もう、帰れないんだって思いながら歩き始めたんだ。

そしたら、さっきのおっちゃんが軽トラに乗って「送ってあげるよ」って言ってくれて、超絶泣きそうになりながら(泣いてたかも)「お願いします」って言って僕は無事ホテルに辿り着けた。バスの時間にも間に合った。

だから、すごく思い出深い旅になった。

旅を振り返って

僕は、この経験は一緒忘れないんだろうな。なんて思ってる。素晴らしい経験ができたし、素晴らしい思い出ができた。ここまで、僕の記憶を頼りに書いてきてるから、事実と少し異なる部分はあるのかも。でも、僕の中で葉っぱの雫を飲んだり、軽トラで送ってもらった記憶は鮮明だし、これからも輝くのかな。なんて思ってる。

こんな経験する中学生って何人僕の他にいるのかな。すごく、運のいい経験ができたな。

多分、僕を助けてくれたおっちゃんは僕のことなんて覚えてないんだろうけど、近いうちに大島に会いに行きたいな。

僕は、旅の醍醐味ってこういうアクシデントにあると思ってる。(笑)

2019年1月30日

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